2024年12月15日(日)午前9時から午後4時まで“クリニカルエンドを極める”第7期の最後のセミナーが行われました。午前は“根未完成歯のマネージメント”と“エンドぺリオのマネージメント”のトピックで講義をさせて頂き、昼食を挟んで午後からライブオペをご覧になってもらいました。今回は上顎左側第一小臼歯の再根管治療を見て頂きました。患歯の診断は症状の無い根尖性歯周炎・既根管治療歯で推奨される治療は、無菌的再根管治療です。根尖病変が存在し根尖付近は石灰化しているケースでした。根管の半分以上が石灰化している場合はガイドエンド(CBCTのDicomデータとIOSのデータをSTLに変換し合体させてサージカルステンとを作成しガイドバーで石灰化部分を除去する方法)を考えテンプレートを作成し行いますが、本症例は根尖付近のみですので臨床研究でも発表させて頂いた方法で行いました。トライオートZX2+のOGP2モードにISO#10を装着し、洗浄にはナノバブル水とEDTAを組み合わせ石灰化部分の攻略をしました。根管形成はRaceEVOを使用し根管充填はBioCシーラーを用いたHydraulic Condensation Techniqueで充填しました。治療時間は約1時間15分での1回法で行いました。その後は、外傷歯のガイドラインの解説、そしてサマライズをして頂きました。1年間皆さんお疲れ様でした。ご参加頂いた先生の皆さんの明日からの臨床のお役に立てれば幸いです。 |
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