院内勉強会を2022年6月20(月)の午後9時から午後11時まで行いました。今は隔月で論文の抄読会をしております。かれこれ今年で16年を超えました(記憶が間違っておらなければですが)。エンドとペリオの論文を2人の先生にサマライズしてもらっています。私はエンドの論文を担当し、DUOの大月院長がペリオ論文を担当しております。今月のエンド論文はコロナ禍の中ピッタリの論文でした。従来の無菌的アプローチよりも強化された更にレベルの高い無菌的アプローチの方が良い結果が得られるとの報告でした。本研究での治療はGuy's Hospital (London, UK) で専門医とレジデントで行われCBCTにて評価しています。1回法での治療での1年後の予後調査です。115歯(従来の無菌的処置が54歯:強化された無菌治療が61歯)での結果は、従来タイプでは66.7%で強化タイプでは85.2%と有意差が見られました。やはり強化された無菌的処置の重要性を痛感しました。この結果をもとに現在の強化された無菌的処置の実践の重要性を確信致しました。参加していた若い先生たちにも刺激になったと思いました。 Zahran S et al. The impact of an enhanced infection control protocol on molar root canal treatment outcome – a randomized clinical trial. Int Endod J 54:1993-2005. 2021
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