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| 私がハイパー根管治療にたどり着いた理由 |
なぜか結果が良くない根管治療 |
開業してから治療の無い日がないぐらい根管治療を行ってきました。当時はあまり疑問を感じること無く、日々の臨床にがむしゃらに明け暮れていた感じです。ところが、開業3年後に自分の治療技術はいったいどれくらいなのか?を知りたくて、この頃からいろいろなセミナーや長期間の研修会に参加し始めました。そして有名な先生にもたくさんお会いしてご指導を頂きました。しかし、なぜか根管治療だけが結果が良くなく悩んでいました。セミナーで習った通りに処置しても痛みが取れなかったり、膿み袋が消失せず反対に大きくなったり、神経処置をしたにもかかわらず最初は無かった膿み袋が出現したり、本当にどうしたらよいのか判らず困惑していました。 |
私の運命を変えた月星光博先生との出会い |
そんなとき、ある先生との出会いが私の運命を変えました。愛知県開業の月星光博先生との出会いでした。当時から先生は外傷歯や歯牙移植の分野では日本だけでなく世界でも有名で、その治療に対する考え方や姿勢は素晴らしく、あこがれでした。先生のセミナーを受講してから、特に根管治療に対する考え方が変わり、そして何かが芽生え始めました。 |
ペンシルバニア大学のセミナー受講 |
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| 月星先生のセミナーが終了してから数ヶ月が経過したとき、ふと東京の友人がアメリカでの研修に参加して大変よかったから私にもどうかと勧めてくれていたのを思い出し連絡を取りました。これがペンシルバニア大学のセミナーでした。最初、アメリカの根管治療が進んでいることもあまり知らずにこのセミナーに参加してしまいました。1998年の3月のことです。ペン大でのキム先生の講義や実習は今までの私の根管治療に対する考え方をさらに大きく変化させるぐらい衝撃的でした。知識・技術はともに世界最高峰で、また患者様に対するサービスについてもさすが一流でした。 |
マイクロスコープ(手術用実態顕微鏡)の導入 |
帰国後、直ちにマイクロスコープ(手術用実態顕微鏡)を購入し臨床に応用し始めました。最初は慣れずに、いたずらに時間が経ち患者様やスタッフに迷惑をかけるだけでしたが、毎日諦めずに使用していると、だんだん上達していく感触が肌で感じるようになり、もっともっと巧くなりたいという気持ちが湧いてきました。ただ、やはりアメリカで行われている治療との違いを実感していたので、いつかは本当にじっくり時間を据えて、本場アメリカの根管治療を学びたいと思いづけていました。 |
ペンシルバニア大学留学 |
念願かなって2006年にペンシルバニア大学のプログラムに参加できることになり、そこからまた一気に根管治療一筋に、加速していきました。日本では限られた時間、限られた設備、限られた材料で、尚かつ保険診療という枠組の中で最良の技術を患者様に提供をするといった矛盾があり、アメリカとの環境と比較すると著しく異なっており、このままでは自分自身の診療理念である"私たちが本当に受けたいと考える治療を患者様に提供し、その為の環境を常に創造すること"と相反することになり患者様の利益に繋がらないと考えました。 |
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本当の根管治療のために自費診療へ |
熟慮した結果、本当の根管治療を真心込めて提供する為に、保険診療からは離れて自費診療とし、患者様と共にその価値観を共有し、あくまでもご自身の歯牙にこだわり、治療による歯牙の長期保存を目的とし、受診して頂いた全ての患者様に、処置後の食生活におけるその喜びと満足感を感じて頂きたいのです。 |
最先端設備によるハイパー根管治療の提供 |
根管治療専門医の師匠であり恩師であるペン大のキム先生から教わった診療知識と技術を最大限に発揮する為に、複雑な根管形態の症例や難症例の場合は特に歯科用コーンビームCT を診査の為に用い、実際の治療にはマイクロスコープはもちろん、最新の各種超音波装置、充填用材料、レーザーを駆使し予知性の高いハイパー根管治療を提供しています。診査診断から実際の治療そして術後の予後調査まで一貫したペン大のコンセプトに基づいたこのハイパー根管治療は、最新の情報や技術および科学的根拠を常にアップデートしており、施術する私自身も、受診して頂く全ての患者様に、安心・安全・満足感、そして何よりもご自身の歯でお食事が出来る喜びをお届けできるよう、日々研鑽しています。 |
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